behind-the-scenes story/撮影裏話
◯アルティメットのインタビューと話(音楽関連部分のみ)
『タイタニック』アルティメット・エディション30万セット限定生産
発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン株式会社
・ジェームズ・キャメロン監督
冒頭の音楽はもの悲しい雰囲気。曲と映像のギャップがおもしろい。綿密に打ち合わせをして映像に合った曲をつけた。ローズの部屋の絵画にも気づく人が気づけるような意味を込めていたことからも分かるように、相当な細かさで描写されている。曲もメロディもしかり。彼女の心の動きを見せるのに音楽は重要だった、スローモーションでみせることで音楽の効果を最大限に引き出したいと思った。
W・ハートリー「主よ〜」は沈む船に乗っていたら演奏すると生前の妹宛の手紙に記されていた。
最も繊細な場面では、いかにもという曲は避けたかった、わざとらしくない曲を流したいと思った。
・キャスト・スタッフ
成功した理由の一つにJ・ホーナーの曲があった、タイタニック全貌のシーン=アイルランド人の喜びを表したかった、この船で航海することがいかに大きな喜びかを表現したかった、何かを予告するのではなく違うエネルギーを出したかった、監督「大作の雰囲気とあの時代らしさが出ている、昔なのに時代遅れに聞こえないから観客を引きつけることができる」。船の構造だけでなく音にまでこだわっていた、救命ボートを下ろす吊り具の音も特殊な音だった。
照明弾の音と時間差まで計算し尽くされている、救命ボートの下ろす順番も
スイスのイサロニスティバンドにそのまま出演してもらいリーダーだけ役者を出演させて。
船や群衆の音は消え去り音楽が残ってローズに焦点が絞られる、余計な音を省き観客の耳を誘導した、ローズの視点や感情に意識が集中するようになっている。
強烈な大音響と対比して食器がふれあう繊細な音もある。
寸前までの阿鼻叫喚が嘘のように静まり返っている、音無でいくと決めた。静けさが強烈に迫ってくる。生命の気配が感じられない墓場のような海の音。
◯監督の音楽関連以外の話
1:15から詳細有り
ドガの絵はローズの象徴
光の影のために朝6時から撮影(数が少ないと指摘する場面)
有名な場面は自然光だけで突然訪れた幸運
スカーフが幽霊のようにはためくのが気に入っている
蝶は彼女の象徴
彼の生き方に影響され芸術家らしい自由奔放さを味わいたかった。同時に自分の殻も破りたかった。誘惑のつもりはなかった。反抗心の現れ。気持ちの全てをこの行動に込めた。
“ベッドに座って”と言い間違えた。場面にぴったり。監督の左手で絵を逆に描いてそれを反転させた。
最後の衣装はコルセットから自由になった意味
観察眼の鋭さの象徴
そばにいて安心でき信頼できる相手、そんな初めての男性、彼女の本質も見抜いていた
魂の触れ合いという経験としてのセックス
全部起こり得ることだと証明したかった、通り道も確認済み
右舵左舵は今と反対
直前まで正面衝突するように見えていたらしい
三等客が氷でサッカーに興じていたのも本当
心の中を見て欲しいと思っていた 映画の要点
アンドリューズ暖かい人柄、部下を思いやることで有名だった、知的な容姿、沈む前にも英雄的な行為
手錠も時代考証に合わせて用意した、個別の鍵が必要
ローズが目を開く瞬間こそがこの映画の要だ
ジャックの教えを思い出し、生きることを決めた、彼の言葉がスパークのように働いて、彼女に生きる力を与えた
ローズ・ドーソンと名乗った、心の中では彼女は永遠にジャックの妻
ハリファックスにJ・ドーソンという墓がある、いつも花だらけらしい、船室係だった、撮影後に知った
最後は夢をみているのか天国へと向かったのか各々で想像して欲しい
ローズはタイタニックの仲間たちに受け入れられたいと思っていた
◯未公開シーンの音声解説
ドガの絵=キャルや一等の世界から逃れて羽ばたきたいという思いを象徴する
船長が救命ボートを呼び戻したのも事実、真鍮製のメガホンが海底からみつかっている
カルパチア号で人違いをしてしまうほどローズを愛していた
自分を縛ってきた社会から解放されたことの象徴
◯スタッフ・キャスト
犠牲者と事実に敬意を現すためにも精密に作っていく必要があった。
ベアトリス・ウッド、ローズのモデル、著名な陶芸家、強さと茶目っ気は多分に彼女から来ている。“私の好物はチョコと若い男だけ”グロリアステュアート談、数日後に亡くなった、
1912年にはなかった湖の名前が出てきてしまっている
キャルは昔の悪い時代に作られたシステムの例、いやおうなく避けがたい大きな社会変動に巻き込まれた、芸術・ビジネス・企業・労働者、そして窮地に陥った、古いシステムから抜け出せなかっただけ
レオは船や乗客について調べていた、三等の客は当時船からイルカを撃っていた、そのような要素も映画に入れたがった、甘ったるくて先が読めるようなものではなく少し荒い面も入れたがった
ほろ苦い関係を2人は入れたがった、筋が読めないように、ありきたりのストーリーで鼻につくようなストーリー、金持ちの女と貧しい男が恋に落ち船の上で見つめあう、それでは退屈、
ジャックにとって絵は単なる絵ではなく、人間の命を現している、人生を描いている
“待て!床にシミが”“レオの後ろだ、これは処女航海の船、そこはまっさらなはずだ”洗剤とブラシを持ってきて自ら掃除を始めた“セットのことならなんでも一通りできる”
これはただの調査じゃない、乗客たちの人生
皿やナイフフォークの紋章までこだわって作られた、小道具で高価になったのはキャビア
ジャックは一等には興味がない
スケッチのシーンはレオの初日
ローズは自分の世界に挑戦的になっている
カットされたシーン=ローズの胸に頭を載せて心臓の音を聞く
見張り台の後ろの鐘はタイタニックの鐘と同じ会社が作った
ビクター・ガーバーのキャスティングの際、違う人物のビデオが送られてきており、監督も手放そうとしていたが、変な蝶ネクタイをしているとの会話でビデオが間違っていることに気づき、無事に彼をキャスティングできた
アンドリューズさんは父親のような存在で、ローズの身内以上に彼女を理解していた
スイスのイサロニスティバンドにそのまま出演してもらいリーダーだけ役者を出演させた
銃による自殺の目撃証言はある
ローズはジャックに作中で何回“愛してる”というか、答えは一回、それに対しての彼の答えは“あきらめるな”、愛を語る必要はなく行動で示す